アジア失明予防の会

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●  ベトナムでのボランティア活動に参加して(福知山市民病院 手術部看護師 竹下 美里)

2009/03/10 ~ 23

 私は海外が好きで、せっかく看護師の免許を持っているのだから、海外でも活かしてみたいと考えていました。そんな中、安東先生の紹介で服部先生と知り合う事ができました。

 出発前には、情熱大陸等の先生が出演されているDVDを見たり、先生が執筆された本を読んだり、安東先生からベトナムでの話を聞いたりしながら、期待と喜びと不安とが入り混じった気持ちで、ベトナムに行くのを楽しみにしていました。

 そして、空港で先生と初めて対面した時は、感動と共にとても緊張したのを覚えています。

 ベトナムでは、本当に楽しい毎日で、勉強する事がたくさんありました。初日は立って先生の手術や、周りの看護師がされている事を見ているだけでした。しかし、服部先生から「見ているだけではなく、自分のできる事を何でもいいからする!」と言われ、『そう!私は見学に来たわけではない!』と心の中で自分に言い聞かせました。とにかく、言葉もベトナム語は挨拶程度、英語も挨拶と単語を少々ぐらいしか分からない私ですから、まず先生・看護師がされている事を見てメモに取り、自分のできる事を探していきました。そして「これ!私にさせて!」と、ゼスチュアとさせてほしいオーラを出しながら、自分のできる事を少しずつやっていきました。そうすると、片言しか通じない中でも、お互いに教えてあげよう、教えてもらいたいと、気持ちがひとつになっていくのを感じました。

 週末は地方に行き手術をするのですが、準備もすべて自分達で最初から行わなければならず、欲しい物を単語で言っても発音が悪く通じなかったり、違うものが出てきたりと、地方ではさらに言葉の壁を感じました。でも、そんな中で学ぶ事もありましたし、伝わった時はお互いに笑顔になり、達成感があったと思います。

 私は10年間手術室という場で働いてきましたが、今回ベトナムに行ったことにより、新人に戻った気分で日々楽しく学ばせて頂きました。また、ボランティアで一緒になった看護師・看護学生との係わりの中で学ぶ事もたくさんありました。そんな中、手術室経験のある私ができる事として何があるかという事も考えさせられました。私のできる事として、手術の流れや、今何をしているか、この器械はどういう目的で使用しているか等、説明をしたりもしました。それによりみんなから、「なるほど!」「そうなんだ!」「ありがとう!」という言葉を頂き、自分の手術室看護師としての役割も果せたのではないかと思います。

 今まで私は手術室という場で働いてきた為、術後の患者様を身近で見ることができませんでした。しかし、今回地方に行った時に術後を見ることができ、患者様の笑顔やありがとうの嵐、喜びのあまり抱きついてくる患者様もおられ、本当に看護師をやっていて良かったと思いました。今回ベトナムに行った事により、今までの自分の看護の振り返りも出来たように思います。

 ベトナムでは、本当に良い人しか出会いませんでした。たくさんの出会いにより、私の価値観が大きく広がり、深くなりました。この経験・感動を自分だけにとどめるのではなく、私が一滴の雫として周りに波及させていきたいと思います。

 最後になりましたが、服部先生との出会いをもたらしてくれた安東先生に、服部先生との出会いに、服部先生を通じて出会ったすべての方々に感謝します。ありがとうございます。

手術助手について少し緊張気味の著者(ハノイ)
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