アジア失明予防の会

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●  「Save the Vision」の実施【フエ市/クアンニン省】

 2010年03月

フエ市のフエ眼科病院にて22人に対して無償の白内障・硝子体手術を実施。

クアンニン省のティンイエン地区のティンイエン総合病院にて81人に対し無償の白内障手術を実施。聖マリアンナ医科大学の学生、平田さんと小関さんが参加してくれました。

クアンニン省ティンイエン地方は、ハノイから約250キロ、車で約7時間かかる山岳部の町です。ハロン湾を過ぎると曲がりくねった狭い道路が続きます。中国国境に近いために、写真のような大型のコンテナ車が行き来し、2台がすれちがうことができず道を塞ぎ、立ち往生して1時間以上も渋滞することもしばしばあるそうです。

こうした田舎ではいつもペンライトで患者さんの眼を診察するのですが、クアンニン省のアイセンターは以前私たちが寄贈したスリットランプを持ち込んでいました。難しい患者さんが多く、一人ひとりリストと照合しながら注意深く診察をすすめていきます。

日本から、看護師の竹下さん、福岡さん、佐野さん、それから週末だけ社会人の奥村さんが参加してくれました。竹下さんは昨年2度参加していることもあり、また手術室の看護師でもあるので、即戦力として大活躍でした。

LAM先生は私たちのグループが行く1週間前からプロジェクトの準備を進めてくれました。地方のプロジェクトではこうした地元の医師とのコラボレーションがとても大切になります。彼はいつも私達の活動に協力的です。

手術後の患者さんで診察を待っている様子です。中には30~40歳代の働き盛りの若者も交じっていました。2年前から目が見えなくなり働けなくなり、病院で治療をするお金もなく、家でじっとしていたそうで、3時間も歩いて病院に来たと言っていました。視力が回復し、また仕事ができると喜んで退院していきました。

聖マリアンナ医科大学の学生2人が、今回の活動に初参加。医学部の学生とはいえ、まだ臨床経験がありません。最初は傍で棒立ちしていることが多かったが、徐々に周りの環境に慣れ、少しずつ自分のできることを見つけ動いていました。最後には手術のアシスタントにもつくほどに成長して、帰って行きました。

大型車はすれ違うこともままならない道
寄贈したスリットランプが大活躍です
参加の学生さんも大活躍です
手術後の診察を待つ患者さん
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