アジア失明予防の会

NPO アジア失明予防の会は、貧困のため十分な眼科治療が受けられず失明の危機に苦しむアジアの人々を救う支援を行っております。

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●  ハノイ国立眼科病院の状況

 ベトナム経済の発展により、病院を受診できる患者数が着実に増加してきています。外来は1日1500人を超えパンク状態で、どこの診療科でも待合室は人で溢れています。検査室も順番待ちの長い列ができています。最近では診察整理券なるものも発行され、これを取得するのも大変な状況です。外来のスタッフドクターは1日70名以上診察するように義務づけされています。しかし、地方から出てきて、診察をしてもらえるまで2日以上待たされることもあり、新病棟の完成が待たれるところです。

 白内障手術の9割以上がフェイコで行われ、眼内レンズも非球面の眼内レンズを使用する頻度が増えています。フェイコ手術機器も各手術室に1台装備されています。また、海外からのNGOより、教育・指導用としてツアイスの顕微鏡が寄贈されました。これにより、手術映像がモニターに映し出されることとなり、手術の教育環境が大きく改善されました。アルコン社のアキュラスが2台も装備され、硝子体手術が積極的に行われています。顕微鏡にバイオームIIが装備され、ワイドビューの硝子体手術も可能となっています。内視鏡を巧みに使いこなすベトナム人医師が増え、内視鏡は取り合いになっています。網膜硝子体手術における指導医的な医師が3名ほど育ち、彼らが若いベトナム人医師らを指導しています。そんな姿を見ると微笑ましく、これまでの活動が実を結んできているのを実感します。

 一方、8つある手術室は毎日稼動しており、手術機器を使う頻度も半端なものではありません。眼内レーザー機器が2台あるうちの1台が故障し、レーザー機器が手術室と手術室を行ったり来たりしていますし、硝子体手術機器も4台あるうちの1台が故障したりと、機材の故障に頭を痛めています。現地スタッフで対応可能な場合もありますが、製造国に送り返して修理するものもあり、機械のメインテナンスの必要性も感じています。

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