アジア失明予防の会

NPO アジア失明予防の会は、貧困のため十分な眼科治療が受けられず失明の危機に苦しむアジアの人々を救う支援を行っております。

HOME > 活動報告 > 活動報告 - 2009〜2010 > 「Save the Vision」プロジェクト

●  「Save the Vision」プロジェクト

 2002年から貧しい患者さんを対象に行ってきたこのAPBAのプロジェクトはベトナム各地域でコンセンサスを得られ、今年度は新たに、ビンフック省(南部)、ロンナイ省(南部)、タイグエン省(北部)、カインホア省(中部)でプロジェクトを行いました。新しい場所でプロジェクトを行うためには、その地方の医療保険局、人民委員会の許可が必要でその手続きに1ヶ月以上もかかることもありますが、根気強くねばりプロジェクトを実現させます。APBAグループの行う手術のレベルは非常に高く、好評です。患者さん一人一人の眼内レンズパワーを測定し、適切な眼内レンズを選択しています。またハノイから手術用顕微鏡や超音波白内障手術の機械を現地の病院に運び、2テーブルで効率よく超音波白内障の手術を実現しています。北部のクアンニン省273名、ティンクアン省165名、タイグエン省87名、ベトナム東部のハイフォン市88名、中部のクアンチ省31名、フエ省134名、カインホア省86名、ベトナムの南部のビンフック省98名、ロンアン省56名、そして国境を越えてラオス60名と拡がっています。合計1080名の患者さんに実施し、どの患者さんも良好な結果を得ています。

 ところで、地方でプロジェクトを行うのはAPBAグループだけではありません。海外のグループやベトナムのプライベート病院も行っていますが、そのプロジェクト自身が、無償という名の下で新米医師のプラクティスの場であったり、核落下などのトラブルも絶えないようです。昨年度、他のグループが実施したプロジェクトの後に眼内炎が連続発生し、保健省内で大きな問題となりました。私達のグループもこの点は非常に気を遣っているところです。また地方にも内視鏡を持ち込み、万が一核が落下した場合でもその場で硝子体手術をして眼内レンズの縫着を行います。地方でのプロジェクトが成功するかどうかは、現地スタッフらとの強い協力関係です。APBAのプロジェクトはこれらを重視し、また治療のクオリティーを絶対に落とさないなど、万全の注意を払っています。

 今回のプロジェクトに日本から参加したメンバーは、栗原医師(杏林大学)4回、浅野医師(虎ノ門病院)、寺井医師(谷藤眼科)、安東医師(福知山市民病院)、吉田医師(京都市立病院)、看護師では中村さん、伊藤さん、荒木さん、竹下さんはそれぞれ2回、宮川さん、山口さん、川添さん、江藤さん、荒木さん、小川さんなど、即戦力として活躍しました。また医学部学生の里村さんや伊藤さんなど多数の方々の協力を得ることができました。ありがとうございます。

 こうした活動に協力したいと、ベトナムの無料雑誌を発行しているVINA BOO主催で、ベトナムの日本商工会や日系企業、そして日本人会の方々の協賛で、昨年に引き続きチャリティーパーティーがホーチミンで開催されました。当日は台北国際学校古箏楽団の琴の演奏会、ベトナムで最も有名なファッションデザイナーのシェーファーのファッションショー、日本から菊の会が応援で駆けつけ、舞踏会などが披露され300名以上が参加する大きなパーティーとなりました。

吉田医師らプロジェクト参加メンバー(ロンアン省)
1日で50名以上の手術を行う(タイグエン省)
現地に溶け込むボランティアら(国立眼科病院)
チャリティーパーティーの開催(ホーチミン)
アジアの貧しい国々の人々が一人でも光を失くさなくてすむように。アジア失明予防の会へのご支援はこちらをクリック!