NPO アジア失明予防の会は、貧困のため十分な眼科治療が受けられず失明の危機に苦しむアジアの人々を救う支援を行っております。
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ハノイ日本人学校での講演
● ハノイ日本人学校での講演 今年の3月10日にハノイ日本人学校で講演を行いました。対象は小学校4年生から中学校3年生までの約40人の生徒たちです。以前に母校の四条畷高校で講演を行ったことがありますが、小・中学生を対象に講演を行うのは初めてでした。テーマは『幸せって』でしたが、子供たちを相手にどんなことをお話したらいいのか全然検討もつかず、当日子供達の表情を見て決めようと思っていました。講演前に校長先生より、子供たちの大半は早く日本に帰ることを希望しているとお聞きして、親の仕事の都合で子供たちの意思とは関係なく海外に連れて来られているのだなと感じました。しかし、この子供たちはこの状況を変えることはできませんので、ベトナムに来たことを彼らの人生でプラス思えるようなお話をしようと決めました。
講演の内容の一部をご紹介いたしますと、『日本人学校や日本人居住区を一歩出るとそこにはたくさんの貧しい子供たちがいますね。彼らはその日の家族が暮らしていけるように必死に働いています。靴磨きをしたり、ガムや新聞を売ったり、、、そんな姿を見て皆さんはどう思いますか?こんな光景は日本にいたらなかなか出会うことはありません。毎日、何か足りないことをぼやいていませんか。家に帰ったらおエアコンの効いた部屋があり、母さんがご飯を作ってくれますね。掃除も洗濯もしなくてもいい。親御さんたちは時々皆さんに勉強しろとうるさく言うことがあるかも知れないけれど、それは小さな問題です。こうした子供たちの中には勉強をしたくても学校に行けなかったり、教科書すら買えない子供たちがたくさんいます。このなかで誰か家族ために働いている人はいますか?今の皆さん方の置かれている環境とても恵まれていますよ。何も心配せず勉強をしようと思ったらできるではないですか。もちろん勉強だけがすべてではありません。私は眼のお医者さんで眼の悪い人を治療するのが仕事ですが、目が見えないということがわかりますか。ではちょっと実験をしてみましょう。=中学3年生が前に出てきてくれて協力をしてくれました。目を閉じて10歩あるいてもらいましたが8歩で前の机にぶつかってしまいました。=目が見えないと自分で歩くことも、食べることも難しくなります。でもみんな頑張って生きています。周りに困っている人がいたら遠慮なく助けてあげてください。助けることができる。それが幸せなんです。助ける人、助けられる人に上下なんてないんだよ。 それから感謝の心を忘れないでくださいね。どんなことにも『ありがとう』と素直に言える人になってください。もうひとつ、自分の夢を持ってのびのびと生きてください。たまには失敗してもいい。またやり直せばいいだけだから、、、』
講演終了後は、たくさんの子供たちが質問をしてくれました。そのなかでも『なぜ先生はベトナムに来て、しかもどうしてタダで手術をするのですか?』の質問に対し私は次のように答えました。 『みんな幸せになりたいと思っているんだよ。でも病気になってお金がないために病院にいけない人がいる。助かるはずの人が助からない。そんな人に出会ったら、放っておけないんだね。何とかしてあげたいと思うんだね。皆、何か自分の好きなことにお金を使うよね。これが先生の好きなことなんだよ。』