NPO アジア失明予防の会は、貧困のため十分な眼科治療が受けられず失明の危機に苦しむアジアの人々を救う支援を行っております。
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ラオスへ視察
● ラオスへ視察 ラオス人民共和国は東南アジアの内陸に位置し、周囲をベトナム、中国、ミャンマー、タイ、カンボジアの5カ国に囲まれています。国土の広さは、日本の本州と同じくらいの面積です。タイとの国境はほとんどがメコン川で形成されています。大きく北部と南部に分けられ、首都はビエンチャンで、ラオスの中間に位置しています。ラオスの人口は約520万人。民族はほとんどラオ族ですが、68民族もの少数民族から構成されているそうです。主要言語はラオス語でタイ語に似ています。しかし、それぞれの民族ではそれぞれの言葉を有しており、民族独自の生活習慣を営んでいます。また宗教は仏教徒が95%を占めるそうで、たくさんのお寺が点在しています。
今年の1月に私は始めてラオスを訪問いたしましたが、その印象としましては、ビエンチャンは首都であるにもかからわず、タイの田舎町といった感じでとてものんびりしています。訪問したのはラオスで眼科の治療を唯一行っているラオス国立眼科病院です。15年ほど前に日本のODAで建てられた病舎がありますが、そこはかなり老朽化しており現在はドイツのCBMの支援により昨年末に建設された新しい病舎を使って、外来診療や手術を行っています。
病舎は新築されたばかりなので内部もとても奇麗で、土足で歩くのがもったいないくらいでした。設備においても、最新のテレビモニター付きの診察台や手術用顕微鏡が装備されているのは驚きました。また超音波白内障手術機器や硝子体機器も新しく装備されていましたが、こちらの方はまだ誰もその使用方法を知らないため、シートが被ったままでソフト面での支援の必要性を強く感じました。
ラオスにおける眼科医の数はほんの十数人しかいません。その半数以上が医師はラオス国立眼科病院で勤務しています。外来受診される疾患としてはその半数以上が角・結膜疾患(アレルギー性結膜炎、翼状片、角膜炎など)で白内障手術はECCE(計画的嚢外摘出術)で年間に1500件程度手術を行っています。また網膜剥離などの高度な手術はラオスでは治療を行うことができず、車で30分ほど国境を越えて行ったところにタイの地方病院があり、そこに紹介して治療を行っています。また金銭的に余裕のある人はバンコクやシンガポールの病院へ行って手術を受けるようです。
ラオスではドイツの支援によりハード面はかなり整っていますのでソフトの支援を必要としています。これから超音波白内障手術や網膜硝子体手術を一から始めることとなります。眠っている最新の機械を目覚めさせるのですが、誰もその機械の使い方やシステムを知らないのでまず私たちはラオス人の医師二人を私の活動拠点であるハノイの国立眼科病院へ招待し(4月)、そこで1~2週間ほど研修を受けていただき、その後5月にラオスに行こうと計画しています。最初はお互いに言葉もうまく通じないため、いろいろバトルが展開されると思いますが、これから始めるのでとてもやりがいのあるプロジェクトだと思っています。興味のある方は是非参加をしてください。お待ちしています。