アジア失明予防の会

NPO アジア失明予防の会は、貧困のため十分な眼科治療が受けられず失明の危機に苦しむアジアの人々を救う支援を行っております。

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●  タイでの活動

 前回もご紹介いたしましたが、タイの医療水準は日本のレベルとほとんど変りありません。とくにバンコクではもう私たち顔負けの最高級の設備で治療を行う私立病院もあります。もちろん診療にかかる費用も半端ではありませんが、タイの周辺国から重症の患者さんが搬送されて来ることも度々あります。またタイに在住している外国人もよく利用しているようです。ところで現在タイでは30バーツ政策という保健政策を実施しており、公立の病院ではどんな治療を受けたとしても、病院の窓口で支払う額は一定の30バーツ(約100円)となっています。そのため、どこの病院も患者さんであふれかえっており、外来の待ち時間もかなり長く待たされるようです。 

 今回はタイの東部にありますチュラロコーン地方の州立病院で活動を行いました。どの地方にも州立の中核の公立病院があり、日本と同様に外来・入院・手術施設がそろっており、そこに勤務するスタッフらは資質もかなり良く、とても整っている感じを受けました。この病院の眼科は医師は4名体制です。外来の診療・治療機器も最新のものが装備されており、デジタル眼底カメラや最新のYAGレーザーなどが設置してありました。手術室においても顕微鏡はツアイスが装備されており、手術機器もボシュロムのミレニアムとこちらも最新の機器が備わっており、手術を行うには申し分ない状況です。治療の中心は白内障でしたが、郡部では農作業をして生計を立てている人々が多く、農機具で外傷を負って担ぎこまれる患者さんもかなりいるとのことでした。硝子体手術はちょうど新しい先生が赴任してきて始まったばかりで精力的に手術を行っていました。デモで内視鏡を持ち込んだのですが、角膜混濁、外傷など角膜の透見性が悪かったり、糖尿病などで瞳孔の開きが悪い症例もかなりあり、また今回は外傷の眼内炎の患者さんもおられ、こういった症例に対しては内視鏡の硝子体手術はかなり有効で、次回は内視鏡の購入を病院に申請してみるとのことでした。

外来の設備は最新のものが整っている
病棟の様子は日本とかわりない
手術室も最新の設備が整っておりナースが直介
内視鏡の手術を指導しているところ
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