アジア失明予防の会

NPO アジア失明予防の会は、貧困のため十分な眼科治療が受けられず失明の危機に苦しむアジアの人々を救う支援を行っております。

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●  タイでの活動

私がタイへ行くことになったきっかけは、ハノイ国立眼科病院で活動中の2002年7月頃にタイから国立眼科病院へ支援があり、このときにタイ保健省の秘書官とお会いしたのが初めてでした。私のベトナムでの活動に共感し、是非タイでも活動を行ってほしいと懇願され、タイ国立眼科研究所の所長であるDr.Wataneeをご紹介いただき、彼女の協力でタイの各地で活動を行っています。タイの眼科医療事情ほとんどその水準は日本と変わりがないといっても過言ではありません。主だった地方には公立の病院や大学病院があり、その病床数は2,000-3,000床とかなり大きな規模な病院です。眼科も外科や内科と同じくらいのウエイトが置かれており、外来診療施設もかなり整っており、われわれの大学付属病院のように各専門に分かれ、8診-10診くらい診察室があります。

 どの病院も中央手術部には20以上手術室があり、そのうちの2室が眼科専門に割り当てられています。最新の超音波白内障手術機器や硝子体手術機器が備わっており、網膜硝子体専門医も複数人いて網膜硝子体手術もさかんに行われています。また、日本や欧米で行われている視神経穿刺術や網膜移動術などを行っている施設やPDTなど最新の治療技術も取り入れられている施設もありました。

 一般に行われているような硝子体手術をタイでは指導する必要はなく、私の活動の中心は私の得意とする内視鏡による硝子体手術の指導でした。タイでは内視鏡硝子体手術という概念は全くなく新しい概念でしたのでかなりインパクトがありました。従来の方法では手術を行うことができずに失明していた症例や治療に困難をきたす症例(外傷、小瞳孔、角膜混濁、増殖硝子体網膜症、眼内炎など)に対しても積極的に手術が行なえるため、その有効性はかなりのものでした。

 私の活動している病院はバンコクのPriest病院、Rajavitee総合病院、Ramathibodi大学病院、コンケーン地方のKhonKean大学病院、チュンブリ地方のChonburi総合病院、チェンマイ地方のChiang Mai大学病院、ハジャイ地方のSongkhala大学病院などタイの各地で活動を行っています。

 大学病院では日本と同じようにレジデントが15人から20人くらいいて熱心に勉強しています。毎朝30分ほどモーニングカンファレンスを行っているのですが、時々海外から講師を招いて活発に討論が行われています。どのレジデントもスタッフも英語が流暢に話せるのには驚きました。

チェンマイ大学病院の外来棟
Ramathibori病院の眼科外来
チョンブリ総合病院で内視鏡手術の指導中
最新の機材を使用している
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